たなばたさま |
國民學校藝能科音樂/ウタノホン |
ささの葉 さらさら のきばに ゆれる きらきら お星さま きんぎん すなご ごしきの たんざく わたしが かいた きらきら お星さま そらから みてる |
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七夕まつりの童謡としては他に競合する歌もありませんし、今でもよく歌われています。作曲家・下總皖一の今に残る代表作と呼んでも良いかも知れません。文部省唱歌として昭和16年 初出時には作詞・作曲家のクレジットなしで出版されたためにその後色々と混乱があった曲のようです。童謡研究家・池田小百合さんのサイトに詳しいですがたなばたさま〜なっとく童謡・唱歌出版に際して林柳波が補作をし、なぜか戦後出版された時には林柳波作詞とされていた時期があったのだそうです。現在はもとの作者の権藤はなよ(花代)作に改められています。林が直したところがどこかは分からなかったのですが、出所不明ながらWikipediaにはこの権藤の原詩とされるものが記載されておりましたのでここから転載させて頂きました。現行で歌われるものとの大きな違いは第3行目、「お星さま きらきら」の語順が入れ替わっているところだけのようです。
( 2017.07.02 藤井宏行 )