Zvezdolikij |
星の王 |
Litso ego bylo kak solntse - v tot chas,kogda solntse v zenite, Glaza ego byli kak zvezdy - pred tem,kak sorvat’sja s nebes, I kraski iz radug sluzhili kak tkani,uzory i niti Dlja pyshnykh ego odejanij,v kotorykh on snova voskres. Krugom nego rdjanilis’ gromy v obryvnykh razgnevannykh tuchakh I sem’ zolotykh semizvezdii,kak svechi,goreli pred nim, I grozd’ja pylajushchikh molnij tsvetami raskrylis’ na kruchakh, “KHranite li Slovo?” - on molvil,my kriknuli s voplem: “KHranim”. “Ja pervyj,- on rek,- i poslednij”,- i gulko otvetili gromy. “Chas zhatvy,- skazal Zvezdolikij. - Serpy prigotov’te. Amin’”. My vernoj tolpoju vosstali,na nebe aleli izlomy, I sem’ zolotykh semizvezdij veli nas k predelam pustyn’. |
彼の顔は太陽のようだった - まさにあの時間 太陽が天頂にある 彼の目は星のようだった - ほんの少し前 砕けて天から落ちて来る そして虹の色は 生地や模様や糸となった 彼の壮大な衣服のための それを着て彼は再びよみがえるのだ 彼の周りでは雷鳴がとどろく 千切れた怒りの雲の中 そして七つの金の星たちが ロウソクのように彼の前で燃えていた そしてまた稲光の束が きらめいていた 岩山の上で 「そなたらは約束を守るのか?」 - 彼は言った われらは大声で叫んだ:「守る」と 「われは最初にして」 - 彼は宣言した - 「そして最後なのだ」 - すると激しく雷鳴が答えた 「刈り入れの時だ」 - 星の顔をした者は言った - 「鎌を用意せよ アーメン」と われらは忠実な一団となって立ち上がった 空には燃え立つ姿があった そして七つの金の星はわれらを導いたのだ 荒野の果てへと |
大編成のオーケストラに6声の男声合唱のついたけっこう大がかりな作品ですが、演奏至難な割に思ったほどの派手さがないので(オケの響きなどに斬新さは感じられますが)ほとんど演奏の機会はない曲です。バーリモントの詩Zvezdolikijは直訳すると「星の顔をした者」と言ったところですがストラヴィンスキー自身がつけたフランス語のタイトルは「星の王 Le Roi des étoiles」でしたし、内容的にも出て来る星の眼のひとは王様っぽいのでそのままにしました。
( 2017.05.05 藤井宏行 )