Razbitaja vaza Op.21-1 2 romansov |
壊れた花瓶 2つのロマンス |
Ty vazu,gde tsvetok ty sberegala nezhnyj, Udarom veera tolknula ty nebrezhno I treshchina edva zametnaja na nej ostalas’. S tekh por proshlo nemnogo dnej, Nebrezhnost’ detskaja tvoja davno zabyta, A vaze uzh grozit nezhdannaja beda: Uvjal ee tsvetok,ushla ee voda... Ne tron’ ee,ona razbita. Tak serdtsa moego kosnulas’ ty rukoj, Rukoju nezhnoj i ljubimoj. I s toj pory,kak ot obidy zloj, Ostalsja sled na nem neizgladimyj. Poprezhnemu i b”etsja,i zhivet, Ot vsekh ego stradan’e skryto, No rana gluboka,i kazhdyj den’ rastet... Ne tron’ ego: ono razbito. |
お前 花瓶よ お前はあの花をやさしく生けていたが 扇の一打ちが不注意にも当たり ほとんど気付けないほどのひび割れをその上に残した その時から数日が経った 手入れの放棄がずっと長く続き その花瓶は予期せぬ崩壊の危機にある 花を萎れさせ 水を漏らして... それに触れないで 壊れてしまうから そんな風に私の心臓にあなたがその手で触れて その優しい 愛らしい手で そしてその時から まるで邪悪な侮辱を受けたかのように この上には消せない傷跡が残ったのだ 以前には それはまだ鼓動し生きていた あらゆる苦しみを隠しながら けれど傷口は深く 日々成長している... それに触れないで 壊れてしまうから |
フランス語の原詩にはセザール・フランクがつけた歌曲があります。
( 2017.04.22 藤井宏行 )