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Razbitaja vaza   Op.21-1  
  2 romansov
壊れた花瓶  
     2つのロマンス

詩: アフーチン (Aleksei Nikolayevich Apukhtin,1841-1893) ロシア
      Le vase brisé 原詩: René-François Sully-Prudhomme シュリュ=プリュドム

曲: アレンスキー (Anton Stepanovich Arensky,1861-1906) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Ty vazu,gde tsvetok ty sberegala nezhnyj,
Udarom veera tolknula ty nebrezhno
I treshchina edva zametnaja na nej ostalas’.
S tekh por proshlo nemnogo dnej,

Nebrezhnost’ detskaja tvoja davno zabyta,
A vaze uzh grozit nezhdannaja beda:
Uvjal ee tsvetok,ushla ee voda...
Ne tron’ ee,ona razbita.

Tak serdtsa moego kosnulas’ ty rukoj,
Rukoju nezhnoj i ljubimoj.
I s toj pory,kak ot obidy zloj,
Ostalsja sled na nem neizgladimyj.

Poprezhnemu i b”etsja,i zhivet,
Ot vsekh ego stradan’e skryto,
No rana gluboka,i kazhdyj den’ rastet...
Ne tron’ ego: ono razbito.

お前 花瓶よ お前はあの花をやさしく生けていたが
扇の一打ちが不注意にも当たり
ほとんど気付けないほどのひび割れをその上に残した
その時から数日が経った

手入れの放棄がずっと長く続き
その花瓶は予期せぬ崩壊の危機にある
花を萎れさせ 水を漏らして...
それに触れないで 壊れてしまうから

そんな風に私の心臓にあなたがその手で触れて
その優しい 愛らしい手で
そしてその時から まるで邪悪な侮辱を受けたかのように
この上には消せない傷跡が残ったのだ

以前には それはまだ鼓動し生きていた
あらゆる苦しみを隠しながら
けれど傷口は深く 日々成長している...
それに触れないで 壊れてしまうから

フランス語の原詩にはセザール・フランクがつけた歌曲があります。

( 2017.04.22 藤井宏行 )


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