Nach dem Kreige : Fünf Sprüche Op.62-25 Das Holdes Bescheiden |
「戦争の後」〜『五つの短詩』より 歌曲集「善き慎み」 |
Bei euren Taten,euren Siegen Wortlos,beschämt hat mein Gesang geschwiegen, Und manche,die mich darum schalten, Hätten auch besser den Mund gehalten. |
あなた方の行為 あなた方の勝利に 言葉を失い 恥じ入り 私の歌は沈黙した そしてそのために私を罵った幾人かの人も その口に手をあてがうべきであった |
この詩は普仏戦争のあとのものでしょうか。19世紀当時としては驚くべき反戦思想はヘルダーリンの「ヒュペーリオン」を思わせます。詩も曲も正に「警句」となっています。二種の全集ではクラーヴェスの白井さんの演奏が素晴らしいです。
( 2004.12.04 甲斐貴也 )