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Mattinata    
  Cinque liriche I
マッティナータ  
     5つのリーリカ 第1集

詩: フラテイリ (Arnaldo Frateili,1888-1965) イタリア
       原詩: ,

曲: チマーラ (Pietro Cimara,1887-1967) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Madre,ne l'alba con dolcezza pia
colsi una pura chiarità di brine
colsi sorrisi d'acque cristalline
e per te ne composi un'elegia

E vi misi un candor di nevicata
e un sospiro di passere in amore
ma nel recarla a te chiusa nel core
o madre buona l'ho dimenticata.

Madre,ne l'alba venni a ricercare
leri il mio canto ma non lo trovai
brine stillavan piano dai rosai,
onde più non avean l'acque del mare

Ma se vieni con me,domani andremo
a cercar dove il bosco è più deserto;
forse in un flore che non s'è ancora aperto
o madre buona lo ritroveremo.

母よ 夜明けに敬虔な美さと共に
私は手に入れた 純粋な清らかさを 霜の
私は手に入れた 微笑みを 澄んだ水の
そしてあなたのために作った 一曲のエレジーを

そして私はその中に与えたのだ 雪の白さを
そしてスズメたちのため息を 恋に落ちた
けれど それをあなたへと運ぶうちに この心のうちに収めて
おお 素敵な母よ 私は忘れてしまったのだ

母よ 私は夜明けにやって来た 探し求めて
昨日 私のその歌を だが見つからなかったのだ
霜は静かに滴り落ちていた バラの茂みから
波はもう消えていた 海の水の上から

けれど もしもあなたが一緒に来てくれるなら 明日の朝には行こう
それを探しに 一層人気のない森に
おそらくは まだ咲いていない一輪の花の中に
おお 素敵な母よ それはきっと見つかるだろう

Madre(母よ)とありますが、ここで呼びかけているのはどう考えても恋人です。イタリア語でそういうMadreの使い方があるのかはよく分かりませんでしたが...
夜に恋人を誘い出すセレナーデに対し、朝同じことをするマッティナータ、レオンカヴァッロの熱く輝かしい曲がとても有吊ですが、このチマーラのものはそれに比べるととても控え目で優しげです。ただメロディは陶酔的なまでに美しくて、こんなのを朝のまどろみに聴かされたら思わずくらっと来てしまうこと必定。「明日の朝には《と訳しましたが、今まさに呼び出している朝のことのようにも思えます。このあたりはイタリア語に詳しい方のコメントを頂けると有難いのですが...

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( 2017.04.15 藤井宏行 )


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