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嫌な甚太    
 
 
    

詩: 山岸曙光 (Yamagishi Shokkou,1898-1966) 日本
      

曲: 清瀬保二 (Kiyose Yasuji,1900-1981) 日本   歌詞言語: 日本語


馬と並んで
甚太が来るよ 嫌だね

右はせせらぎ
左は水田

道が狭いのに
甚太はよけぬ

人が見ている
もどられませぬ

ままよ
水田(みずた)に片足入れた



なかなかユーモラスな情景を詞もメロディも描き出しています。勝気な娘さんでしょうか、苦手な男の子にどぎまぎしている様子がとても微笑ましいです。清瀬の歌曲では数少ない今も歌い継がれているもののひとつ。やはりそれだけの魅力に満ちているということでしょう。

( 2017.04.09 藤井宏行 )


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