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どんと一発    
 
 
    

詩: 野村俊夫 (Nomura Toshio,1904-1966) 日本
      

曲: 服部良一 (Hattori Ryouichi,1907-1993) 日本   歌詞言語: 日本語


日の丸は 昇る深紅の あの朝日
幾ら力もうと アメリカの
旗のしるしは 流れ星
どうせ勝負にゃ なりゃしない
ソレ どどんと一発 轟沈だ

勝鬨を あげて心を ゆるめるな
油断大敵 日本の
今が力の 見せどころ
負けてならない この戦
ソレ どどんと一発 体当り

世界一 自慢顔する 高い鼻
見事へし折る 荒鷲の
無敵爆弾 必中弾
これが本当の 世界一
ソレ どどんと一発 急降下

兵(つわもの)は 弾丸を頼りに 戦せぬ
かねてやるときゃ 肉弾と
決めた五尺の この身体(からだ)
伊達には持たぬぞ 大和魂
ソレ どどんと一発 突撃だ


あまり音頭に感じられないメロディ(伴奏のオーケストラの音色といい満州を舞台の「いとしあの星」のロシア風の情緒を感じさせる仄暗い感じのもの)なのですが、ちゃんと振付もついて踊れるようになっていたのだそうです。まだ太平洋戦争緒戦で日本が調子よく勝っていた頃の作品ですから、歌詞はとても景気の良いもの。そこまで言っていいのかしら?と思うような内容も散見されますが。録音では藤山一郎と菊池章子が入れています。
まだ盆踊りもやっていられる時期だったと思うのですが、この曲で実際踊られたことはあったのでしょうか。何とも不思議な曲です。

( 2017.02.05 藤井宏行 )


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