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Recueillement    
 
黙想  
    

詩: ボードレール (Charles Baudelaire,1821-1867) フランス
    Les Fleurs du Mal - Appendices  Recueillement

曲: ボルド (Charles Bordes,1863-1909) フランス   歌詞言語: フランス語


Sois sage,ô ma douleur,et tiens-toi plus tranquille;
Tu réclamais le soir: il descend,le voici!
Une atmosphère obscure enveloppe la ville,
Aux uns portant la paix,aux autres le souci.

Pendant que des mortels la multitude vile,
Sous le fouet du Plaisir,ce bourreau sans merci,
Va cueillir des remords dans la fête servile,
Ma douleur,donne moi la main; viens par ici

Loin d'eux. Vois se pencher les défuntes Années,
Sur les balcons du ciel,en robes surannées.
Surgir du fond des eaux le Regret souriant;

Le soleil moribond s'endormir sous une arche;
Et,comme un long linceul traînant à l'Orient,
Entends,ma chère,entends la douce nuit qui marche.

行儀良くしなさい、おおわが苦しみよ、もっと静かにするのだ
お前は夕暮れを求めていたね。それが降りてきた、ほらここに
薄暗い大気が街を包んでいく
ある者には平穏を、またある者には悩みをもたらしながら

死ぬことを運命付けられた人の群れが
無慈悲な死刑執行人である「快楽」に鞭打たれて
奴隷の気晴らしへの逃避で後悔の穂を刈り取っている
わが苦しみよ、お前の手を貸してくれ、こちらへ来てくれ

そんな慰みから離れて、ご覧よ、死んだ年月が横たわっている
天国のバルコニーの上で、流行遅れの服を着て
水の底からは、後悔が微笑みながら現れてくる

アーチの下では死にゆく太陽が眠りにつく
長い死装束の帯を東の果てまで伸ばして
聴け、いとしい人、穏やかな夜がやってくるのを聴くのだ


これはドビュッシーの付けたボードレール歌曲の中にあるものが良く知られた詩です。このボルドはドビュッシーが作曲したよりも3年程前に作曲しています。ボードレールの言葉の力がものすごく強いのでうまくそれに答えられているのかどうか自信のない日本語ではありますが一応邦訳をつけてあります。詩は「悪の華」の補遺(Appendices)より

( 2017.02.05 藤井宏行 )


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