Melodi |
メロディー |
Bara du går över markerna, lever var källa, sjunger var tuva ditt namn. Skyarna brinna och parkerna susa och fälla lövet som guld i din famn. Och vid de skummiga stränderna hör jag din stämmas vaggande vågsorl till tröst Räck mig de älskade händerna. Mörkret skall skrämmas. Kvalet skall släppa mitt bröst. Bara du går över ängarna, bara jag ser dig vandra i fjärran förbi, darra de eviga strängarna. Säg mig vem ger dig makten som blir melodi? |
お前が野原の上を行くだけで 蘇るのだ すべての泉が 歌うのだ あらゆる茂みが お前の名を 雲は燃え立ち 庭は ささやき 舞い散るのだ 木の葉は黄金のように お前の腕の中へと そして 泡立つ岸辺で 私は聞く お前のやさしく 揺れる波のつぶやきの慰めを 私に差し伸べておくれ お前の愛しい手を 暗闇は怯えて逃げ去る 苦しみから解き放たれよう 私の胸は お前が牧場の上を行くだけで ただ私はお前を見るだけで 遠くを行き過ぎるところを 震えるのだ 永遠の弦が 教えてくれ 誰がお前に与えたのだ メロディーになる力を? |
この詩にはこのペッタション=べリエルの他、1917年にステンハンマルとラングストレームが曲をつけており、スウェーデンの歌曲作家の揃い踏みの感があります。ステンハンマルの曲はまだ聴けていませんが、ラングストレームの濃密なロマンティックな作品はメロディの美しさから今でも突出して人気があります。それに比べると少々地味ではありますが、端正で素朴なこのペッタション=べリエルのものも捨てがたい味わいです。渋い男声で歌われるととても映える曲です。(2018.01.13 詩人の著作権切れに伴い原詩を追加し訳を見直しました)
( 2017.02.04 藤井宏行 )