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Suleika und Hatem    
  12 Lieder
ズライカとハーテム  
     弟フェリックスの12の歌 Op.8に収録

詩: ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe,1749-1832) ドイツ
    West-östlicher Diwan (西東詩集) Buch Suleika(ズライカの書) 

曲: ヘンゼル=メンデルスゾーン (Fanny Hensel-Mendelssohn,1805-1847) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Suleika:
  An des lustgen Brunnens Rand,
  Der in Wasserfäden spielt,
  Wußt ich nicht,was fest mich hielt;
  Doch da war von deiner Hand
  Meine Chiffer leis gezogen,
  Niederblickt ich,dir gewogen.

  Hier,am Ende des Kanals
  Der gereihten Hauptallee,
  Blick ich wieder in die Höh,
  Und da seh ich abermals
  Meine Lettern fein gezogen:
  Bleibe! bleibe mir gewogen!

Hatem:
  Möge Wasser springend,wallend
  Die Zypressen dir gestehn:
  Von Suleika zu Suleika
  Ist mein Kommen und mein Gehn.

ズライカ
 楽しげな噴水のほとり
 水の糸が戯れているところで
 私には分からないのです 何が私を引き留めているのが
 でもここではあなたの手が
 私のイニシャルをそっと書いて下さった
 私はそれを見下ろし あなたのことを思うのです

 ここの 水路の終わりには
 並木のある大きな通りがあります
 私が高みを見上げると
 そこにもまた 私は見るのです
 私の文字がきれいに描かれているのを
 そのままで!そのままで私を愛して! と 

ハーテム
 水は跳ね 波立つだろうが
 糸杉もお前にこう告げるだろう:
 ズライカからズライカへと
 私が来て 私は行くのだと

( 2017.01.29 藤井宏行 )


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