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つばくら    
 
 
    

詩: 野口雨情 (Noguchi Ujyou,1882-1945) 日本
    別後 (1921)  

曲: 貴志康一 (Kishi Kouichi,1909-1937) 日本   歌詞言語: 日本語


逢ひはせぬかよ
十六島で
潮来出島の
ぬれ乙鳥(つばくら)に

潮来出島の
ぬれ乙鳥は
いつも春来て
秋帰る



珍しく貴志自身の詩ではなく野口雨情の民謡調の詩を持って来ています。茨城の潮来節を下敷にした素朴な歌詞に、これはまるで時代劇映画の音楽のような濃密なオーケストラ伴奏がついてなかなかにキッチュな仕上がり。けっこう面白い聴きものです。

( 2017.01.02 藤井宏行 )


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