Erinnerung an Eichendorff und Schumann |
アイヒェンドルフとシューマンの思い出 |
Aus der Heimat hinter den Blitzen rot Da kommen die Wolken her, Aber Vater und Mutter sind lange tot, Es kennt mich dort niemand mehr. |
あの赤い稲光のはるか向こうにある故郷から 雲がやってくる こちらの方へ だが父も母も遠い昔に死んでいて 私を知る者は あそこにはもう誰もいない |
シューマンのリーダークライスOp.39の冒頭を飾る詩と曲をアイスラーはオマージュとして取り上げ、このようなタイトルをつけました。もっともシューマンの歌曲の雰囲気はほのかに感じられる(ような気もしなくはないですが)か感じられないかすれすれのかなり前衛的な尖がった歌になっています。まあ話の種としてはなかなか面白い作品だということで...
( 2016.12.05 藤井宏行 )