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舟あそび |
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風と波とに 送られて 夏ものこらぬ 舟の内 笑顔すずしき 松島は 早やわが前に 迎うなり 舟には絶えぬ 友の歌 海には変る 島のさま 朝日の色も 興そえて 楽しきなかに 匂うなり 友のひたいに 照り返す 島のみどりの 波の影 ああ今日の日は 流れても 消えぬ記憶は いつまでぞ あの島がくれ 漕ぎゆくは 友よぶ鳥か 釣舟か かかる景色を わが庭に 馴れ住む海人（あま）と 身をなさば |
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明治２１年の「明治唱歌２」に掲載されたものです。のばら社の楽譜「唱歌（２００９初版）」になぜか掲載されておりました。なんということもない旅の歌ですがどこか懐かしい楽しげなものでした。
( 2016.12.03 藤井宏行 ）