別府地獄の歌 |
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海の中かと思ふてゐたりや 別府海地獄山の中 おさへきれない私の胸は ちやうど鶴見の活地獄 わたしや別府の八幡地獄 ぶくりぶくりで日を暮らす。 さても悲しや血の池地獄 とてもこの世と思はれぬ。 因果地獄を見たけりやおいで 因果地獄は坊主地獄。 |
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弘田竜太郎に新民謡というのはあまり似合う感じはしませんが、大正15年に書かれた新民謡の一曲 なかなか堂に入っています。温泉名所を織り込んだご当地ソング、結構面白い歌詞ですね。こういう埋もれた曲を楽譜、更にはMidiまで作って公開されているd-Scoreというサイトで取り上げられておりましたのでそこから歌詞を転載させていただきました。Midiを作られておられますのでご興味をお持ちの方は訪れて見られてください。
( 2016.12.03 藤井宏行 )