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Kukkalatva kuusi   Op.100-3  
  Kanteletar-Lauluja
花咲く樅の木  
     カンテレタールの歌

詩: カンテレタール(フィンランド抒情詩) (Kanteletar,-) フィンランド
    I: Ensimmäinen kirja 170 Kukkalatva kuusi

曲: キルピネン (Yrjo Kilpinen,1892-1959) フィンランド   歌詞言語: フィンランド語


“Marisenko,marjasenko,
Punaposki puolasenko!
Kävitkö tuon mäkösen alla,
Viheriäisen vierun alla?”?

“Kävin kerran,kun kävinki.”
“Mitäs näit käyessäsi?”?

“Näin kuusen kukkalatvan,
Ja haavan halialatvan;
Ison kuusen kukkalatvan,
Emon haavan halialatvan.”

“Konsa sen kotihin tuomma!”
“Illan tullen,päivän mennen,
Karjan tullessa kotihin,
Kylylöylyn löyhkätessä.”

「マリーちゃん 野イチゴ
 真っ赤なほっぺの キイチゴちゃん
 君は山に登って来たのかい
 緑の牧場を抜けて?」

「行って来たわ 歩いてね」
「何を見て来たんだい あそこで?」

「樅の木はお花で一杯
 ポプラの木は葉が一杯
 父さんの樅の木はきれいな花をつけて
 母さんのポプラはきれいな緑色だったわ」

「そいつをいつ 家に持って来れるかな!」
「夜がやって来て お日さまが沈んで
 牛たちが小屋に戻って
 サウナが薪の煙に香ったらね」

これは男女の掛け合いで歌われる素朴な歌。ロシア民謡の雰囲気が濃厚です。歌詞は他愛ないものですが、最後にサウナが出てくるのがさすがフィンランドですね。

( 2016.11.26 藤井宏行 )


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