Nereidu Op.60-3 Shest' romansov |
ネレイード 6つのロマンス |
Sredi zelenykh voln,lobzajushchikh Tavridu, Na utrennej zare ja videl Nereidu. Sokrytyj mezh derev,edva ja smel dokhnut’: Nad jasnoj vlagoju poluboginja grud’ mladuju, Beluju,kak lebed’,vozdymala I penu iz vlasov strueju vyzhimala. |
緑の波の合間 タヴリーダの岸にくちづける波の 夜明けに私は見た ネレイードを 木々の間に隠れ 私は息を潜めた: 澄んだ水の上 その半女神は 若い胸を 白鳥のように白く 大きくせり上げて 水の泡を絞っていた 髪から溢れだしている |
ネレイードとは水の精、タブリーダというのはクリミア半島の古い名のようで、ここのネレイードは海に棲む妖精ですから、人魚のようなものでしょうね。ピアノのアルペジオが美しく滴り落ちる水の雫を描写しています。
( 2016.11.19 藤井宏行 )