When I was one-and-twenty |
俺が20と1歳だったときに |
When I was one-and-twenty I heard a wise man say, “Give crowns and pounds and guineas But not your heart away; Give pearls away and rubies But keep your fancy free.” But I was one-and-twenty, No use to talk to me. When I was one-and-twenty I heard him say again, “The heart out of the bosom Was never given in vain; 'Tis paid with sighs a plenty And sold for endless rue.” And I am two-and-twenty, And oh,'tis true,'tis true. |
俺が20と1歳だったときに 賢い人がこう言ってた 「栄誉や富や才能は人にくれてやっても 心意気だけは捨てるな 真珠やルビーは人にやっても 夢だけは持ち続けろよ」と でも俺は21歳だったから 彼の言葉はわからなかった。 俺が20と1歳だったときに 賢い人はまたこういった 「胸の底にある心は 無駄に売り渡してはいけないよ たくさんの溜息を受け取って 限りない後悔と引き換えに売り渡されるのだから」 今、俺は20と2歳 そしてああ。それは本当だ 本当だ |
バターワースをはじめ多くの作曲家はこの詩のユーモアを最大限に生かしてメロディをつけていますが、バックスの曲は仄暗ささえ感じさせる内省的なもの、結構異色の歌になっています。
( 2016.11.19 藤井宏行 )