飛行機 |
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あれあれ通る飛行機が 今日も都をすじかいに 風切る音をふるわせて 身軽なこなし 高々と 羽を拡げたよい形 空を踏まえた 若い 少し きらと反射の 若い乗手のめでたさよ うしろを見捨て死を忘れ 力となって飛んで行く 前へ未来へましぐらに |
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このコンビの童謡、けっこうあるようなのですがその中でもテーマとしてかなり異色なものでしょう。晶子がパリに居た時に書いた詩にメロディがつけられています。「都に」が原詩では「巴里に」でしたが、ここでは変更されています。
( 2016.11.03 藤井宏行 )