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青い背広で    
 
 
    

詩: 佐藤惣之助 (Satou Sounosuke,1890-1942) 日本
      

曲: 古賀政男 (Koga Masao,1904-1978) 日本   歌詞言語: 日本語


青い背広で 心も軽く
街へあの娘と 行こうじゃないか
紅い椿で ひとみも濡れる
若い僕らの 生命の春よ

お茶を飲んでも ニュースを見ても
純なあの娘は フランス人形
夢を見るよな 泣きたいような
長いまつげの 可愛い乙女

今夜言おうか 打明けようか
いっそこのまま 諦めましょか
甘い夜風が とろりと吹いて
月も青春 泣きたい心
 
駅で別れて ひとりになって
あとは僕らの 自由な天地
涙ぐみつつ 朗らにうたう
愛と恋との ひとよの愛か



佐藤惣之助の詞にしてはなかなかモダンでお洒落なもの。ニュースとかフランスとか横文字も織り込んで詩だけ読むとかなり通常の佐藤のイメージと違います。昭和12年の作という時代のタイミングもとても不思議な感じ。しかしながらモダンなスタイルの音楽も書ける古賀政男はこの詩にも佐藤節を感じ取ったのでしょうか。かなり強烈な演歌調のメロディをつけています。藤山一郎の歌で最初吹き込まれましたが戦後も色々な人にカヴァーされています。

( 2016.10.13 藤井宏行 )


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