Dwa krakowiaki |
2つのクラコヴィアク |
Niech się panie stroją w pasy, adamaszki i atłasy, włosy wiążą w zwój; u gorseta kraśne wstążki, u koszuli jasne sprzążki to nasz cały strój. Gdy tańcuję,zwinna żywa, z wiatrem kosa moja pływa, za mną chłopców rój; w tańcu dłoń mi lekko ściśnie, czułym okiem na mnie błyśnie narzeczony mój. |
乙女らよ 着飾りましょう 帯で ダマスク織りやサテンで 髪は束に結って コルセットには真っ赤なリボン ブラウスには明るいバックル付けて これが私たちのおめかしした服なのだから ダンスが素早く 活気づいてくれば 風に揺らぐ 私の髪は 男の子たちが群がってくるわ ダンスするの 軽く私の手を握り やさしい眼差しを私に向けて 私の婚約者は |
クラコヴィアクというのはポーランドの主要都市クラコフのあたりの民族舞踊のことで、結構ノリの良いポルカみたいな踊りです。モニューシコにはこのクラコヴィアクと題する歌曲は2つあって、テナーによってもっぱら歌われるもうひとつ別の作品の方がポピュラーかも知れませんが(Youtubeにもそちらの曲ばかりでした)、どちらかというと女声向きのこの「2つの」の方がメロディの鄙びた感じといい民族色の程良さといい耳になじみやすい良い曲のように私には思えました。Rodolpheレーベルにあるテレサ・ツィリス・ガラの歌うモニューシコ歌曲集くらいでしか聴けないかも知れませんが機会がありましたらぜひどうぞ。
「2つの」とあります通り、中間部に別のメロディを挟んだ3部構成です。中間部には別の歌詞のようにも聴いていて思えたのですが、確認できませんでしたので主部の歌詞だけ載せて訳しております。
( 2016.10.08 藤井宏行 )