別れの歌 |
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なごりをおしむ ことの葉も いまはのべえで たゞつらし あすはうつゝ けふはゆめ けふはゆめ のこるおもひを いかにせむ あゝ いかにせむ |
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瀧の最晩年の作品、夭折する運命を嘆くかのようなひたすらに暗いメロディです。無伴奏の4重唱曲という彼にしては珍しい編成なのであまり取り上げられることは多くありませんが、非常に印象に残る作品です。
( 2016.10.06 藤井宏行 )