Épithalame |
祝婚歌 |
Donc,ce sera par un clair jour d'été Le grand soleil,complice de ma joie, Fera,parmi le satin et la soie, Plus belle encor votre chère beauté ; Le ciel tout bleu,comme une haute tente, Frissonnera somptueux à longs plis Sur nos deux fronts heureux qu'auront pâlis L'émotion du bonheur et l'attente ; Et quand le soir viendra,l'air sera doux Qui se jouera,caressant,dans vos voiles, Et les regards paisibles des étoiles Bienveillamment souriront aux époux. |
さて、それはある晴れた夏の日のことだ 大きな太陽は、ぼくの喜びに味方して サテンと絹を身にまとった お前の愛しい美しさを より一層美しくするのだ 真っ青な空は そびえるテントのように その襞を華やかに揺らしている すでに青く染まったふたつの幸福な額の上 幸せと期待との高ぶりで染まった額の上 そして夕暮れが来れば 風は甘く 戯れ 愛撫する お前のヴェールの中で そして星たちの安らかな眼差しは やさしくほほえみかけるのだ この夫婦に |
この詩はフォーレの「優しき歌」の第7曲として良く知られています。またレイナルド・アーンも曲をつけており、そのタイトルはTous deux(ふたりきり)、そしてこのボルドの曲のタイトルは「祝婚歌」とまで踏み込んでいます。自分で自分を祝うという感じでしょうか。晴れやかで屈託のない音楽はそんなタイトルがついても違和感はありません。
( 2016.09.24 藤井宏行 )