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The Lent Lily    
  Ludlow and Teme
ラッパ水仙  
     ラドロウとテイム

詩: ハウスマン (Alfred Edward Housman,1859-1936) イングランド
    A Shropshire Lad 29 The Lent Lily

曲: ガーニー (Ivor Gurney,1890-1937) イギリス   歌詞言語: 英語


Tis spring; come out to ramble
The hilly brakes around,
For under thorn and bramble
About the hollow ground
The primroses are found.

And there's the windflower chilly
With all the winds at play,
And there's the Lenten lily
That has not long to stay
And dies on Easter Day.

And since till girls go maying
You find the primrose still,
And find the windflower playing
With every wind at will,
But not the daffodil.

Bring baslkets nw,and sally
Upon the spring's array,
And bear from hill and valley
The daffodil away
That dies on Easter Day.


さあ春だ:出かけてそぞろ歩きをしよう
山の茂みのまわりを
茨やサンザシの下
この谷間のそばには
プリムローズの花が見つかるだろう

それから寒々としたウインドフラワー
強い風と戯れている
そしてラッパ水仙
この花は長く咲くことなく
イースターの日には枯れてしまう

娘たちが花摘みに行くときまで
プリムローズはまだ見つかるだろう
ウインドフラワーも遊んでいるのが見られるのだ
あらゆる風と思いのままに
だが水仙はもういないだろう

さあバスケットを持って行こう
春の装いの上
そして山から谷から奪い取れ
このラッパ水仙を
イースターの日には枯れてしまう花を


テナーとピアノ、弦楽四重奏という構成ではこんな感じの春の描写が一番似合っているでしょうか。この歌曲集でも白眉とも言える美しさです。

( 2016.09.10 藤井宏行 )


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