Tis time,I think,by Wenlock town Ludlow and Teme |
今がその時だろう ウエンロックの町のそば ラドロウとテイム |
Tis time,I think,by Wenlock town The golden broom should blow; The hawthorn sprinkled up and down Should charge the land with snow. Spring will not wait the loiterer's time Who keeps so long away; So others wear the broom and climb The hedgerows heaped with may. Oh tarnish late on Wenlock Edge, Gold that I never see; Lie long,high snowdrifts in the hedge That will not shower on me. |
今がその時だろう ウエンロックの町のそば 金のエニシダがきっと咲き誇っているはずだ サンザシはあちこちに花を散らして 大地にその雪を積み上げていることだろう 春は待ってはくれぬ このさすらい人の時を かくも長い間離れている者の こうして他の者たちがエニシダを身に着け よじ登るのだ サンザシの積もった生垣を おお長く輝け ウェンロック・エッジに ぼくの決して見ることのない黄金よ 長く留まれ 生垣の高い雪だまりよ 決してぼくの上に降りかかることのない |
再び元気の良いメロディ。これも故郷を離れている主人公の独白ですが、悲しみよりも懐かしさがあふれているようです。ユーモアさえ漂わせる音楽は見事に詩の心を描き出しています。
( 2016.09.10 藤井宏行 )