TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Tis time,I think,by Wenlock town    
  Ludlow and Teme
今がその時だろう ウエンロックの町のそば  
     ラドロウとテイム

詩: ハウスマン (Alfred Edward Housman,1859-1936) イングランド
    A Shropshire Lad 39 Tis time,I think,by Wenlock town

曲: ガーニー (Ivor Gurney,1890-1937) イギリス   歌詞言語: 英語


Tis time,I think,by Wenlock town
The golden broom should blow;
The hawthorn sprinkled up and down
Should charge the land with snow.

Spring will not wait the loiterer's time
Who keeps so long away;
So others wear the broom and climb
The hedgerows heaped with may.

Oh tarnish late on Wenlock Edge,
Gold that I never see;
Lie long,high snowdrifts in the hedge
That will not shower on me.
今がその時だろう ウエンロックの町のそば
金のエニシダがきっと咲き誇っているはずだ
サンザシはあちこちに花を散らして
大地にその雪を積み上げていることだろう

春は待ってはくれぬ このさすらい人の時を
かくも長い間離れている者の
こうして他の者たちがエニシダを身に着け よじ登るのだ
サンザシの積もった生垣を

おお長く輝け ウェンロック・エッジに
ぼくの決して見ることのない黄金よ
長く留まれ 生垣の高い雪だまりよ
決してぼくの上に降りかかることのない

再び元気の良いメロディ。これも故郷を離れている主人公の独白ですが、悲しみよりも懐かしさがあふれているようです。ユーモアさえ漂わせる音楽は見事に詩の心を描き出しています。

( 2016.09.10 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ