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剣舞の歌    
 
 
    

詩: 宮沢賢治 (Miyazawa Kenji,1896-1933) 日本
      

曲: 宮沢賢治 (Miyazawa Kenji,1896-1933) 日本   歌詞言語: 日本語


夜風とどろきひのきはみだれ
月は射そそぐ銀の矢並
打つも果てるも火花のいのち
太刀の軋りの消えぬひま
  dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

太刀は稲妻萱穂のさやぎ
獅子の星座に散る火の雨の
消えてあとない天のがはら
打つも果てるもひとつのいのち
  dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah



剣舞(けんばい)は宮城・岩手に伝わる郷土芸能なのだそうで、これを見て感動した賢治が1922年「原体剣舞連」という詩を書いています。その最後の部分に自らメロディをつけているのがこの曲です。農学校時代の劇「種山ヶ原の夜」にも転用されたようです。素朴なお囃子のようなメロディはどこか懐かしい感じ。愛すべき曲と言えましょう。

( 2016.07.31 藤井宏行 )


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