ポラーノの広場のうた |
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つめくさ灯ともす 夜のひろば むかしのラルゴを うたひかはし 雲をもどよもし 夜風にわすれて とりいれまぢかに 年ようれぬ まさしきねがひに いさかふとも 銀河のかなたに ともにわらひ なべてのなやみを たきゞともしつゝ はえある世界を ともにつくらん |
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宮沢賢治自身が讃美歌「いづれのときかは」のメロディを使って歌詞を書いた「ポラーノ広場のうた」、林光はそれとは別にオリジナルのとても美しいメロディを書きました。シャンソンのような耳にやさしいその曲、林のソングの中でもけっこう人気が高いのかよく取り上げられます。作曲者ゆかりの歌手、竹田恵子さんによる童謡のような懐かしい歌声が魅力的な演奏でしょうか。
( 2016.07.23 藤井宏行 )