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Rekviem    
 
レクイエム  
    

詩: ツヴェターエワ (Marina Ivanovna Tsvetaeva,1892-1941) ロシア
      Реквием

曲: ミンコフ (Mark.Minkov,1944-2012) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Uzh skol’ko ikh upalo v etu bezdnu,
Razverztuju vdali!
Nastanet den’,kogda i ja ischeznu
S poverkhnosti zemli.

Zastynet vse,chto pelo i borolos’,
Sijalo i rvalos’.
I zelen’ glaz moikh,i nezhnyj golos,
I zoloto volos.

I budet zhizn’ s ee nasushchnym khlebom,
S zabyvchivost’ju dnja.
I budet vse - kak budto by pod nebom
I ne bylo menja!

Izmenchivoj,kak deti,v kazhdoj mine,
I tak nedolgo zloj,
Ljubivshej chas,kogda drova v kamine
Stanovjatsja zoloj.

Violonchel’,i kaval’kady v chashche,
I kolokol v sele...
- Menja,takoj zhivoj i nastojashchej
Na laskovoj zemle!

K vam vsem - chto mne,ni v chem ne znavshej mery,
Chuzhie i svoi?!-
Ja obrashchajus’ s trebovan’em very
I s pros’boj o ljubvi.

I den’ i noch’,i pis’menno i ustno:
Za pravdu da i net,
Za to,chto mne tak chasto - slishkom grustno
I tol’ko dvadtsat’ let,

Za to,chto mne prjamaja neizbezhnost’ -
Proshchenie obid,
Za vsju moju bezuderzhnuju nezhnost’
I slishkom gordyj vid,

Za bystrotu stremitel’nykh sobytij,
Za pravdu,za igru...
- Poslushajte!- Eshche menja ljubite
Za to,chto ja umru.

ああ 何と多くの人が落ちたのでしょう あの深淵に
ぽっかりと口を開けた あの彼方に
いつの日か来るのでしょう 私のいなくなる日も
この地上から

すべては硬直するのでしょう 歌い 苦闘し
輝き もがいたけれど
私の緑の目も 優しい声も
そして金色の髪も

暮らしは続いて行くのでしょう 日々の糧と共に
忘却の日々が
すべてはそのままなのでしょう - この空の下
まるで私など居なかったかのように!

くるくる変わる私 子供のように どんなときも
でも不機嫌は長く続かない
私が好きなのは 暖炉の薪が
灰になるとき

チェロや茂みの騎馬隊
そして村の鐘...
- 私 こんなに元気に 存在してるのに
この穏やかな地球上に!

あなた方みんなに - 私は厚かましくも
見知らぬ人 それとも身内?! -
私は訴えかけるの 信じてと
そして求めるの 愛を

昼も夜も 手紙でも 口でも:
知りたいから イエスかノーか
だって私いつも - こんなに悲しんでるのですもの
まだ二十歳なのに

だって どうしても避けられないんだから
罪の赦しを求めるのは
私の熱狂的な優しさのために
それから あまりにも誇らしげな顔つきのために

目まぐるしい変化のスピードのために
真実のために 遊びのために...
- 聞いて - もっと私を愛して
だって私は死ぬんですもの!

フィギュアスケートのユリア・リプニツカヤがソチオリンピックのSPでこの人の曲を使ったから、急に日本でも有名になったミンコフですが、残念なことにオリンピックの2年前の2012年に亡くなっていたようです。以前彼のツヴェターエワの詩につけた歌曲を取り上げましたが、同じ女性詩人の詩につけた歌をもうひとつ取り上げたいと思います。こちら、Youtubeでツヴェターエワの詞の歌曲を探していたときに見つけたものですが、クラシックの歌手ではなくて、ポップス系の歌手が好んで歌うスタイルのメロディです。なんだか暗いシャンソンの曲のような雰囲気ですが、ロシア民謡風の味付けもあいまって結構聴かせます。
ツヴェターエワの詩は1913年のもので原詩にタイトルはありません。詩集「若き日の歌」からということでもお分かりのようにまだ結構若い頃の作品なのですね。

( 2016.07.17 藤井宏行 )


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