On the idle hill of summer A Shropshire Lad |
夏の物憂い丘の上で シュロップシャーの若者 |
On the idle hill of summer, Sleepy with the flow of streams, Far I hear the steady drummer Drumming like a noise in dreams. Far and near and low and louder On the roads of earth go by, Dear to friends and food for powder, Soldiers marching,all to die. East and west on fields forgotten Bleach the bones of comrades slain, Lovely lads and dead and rotten; None that go return again. Far the calling bugles hollo, High the screaming fife replies, Gay the files of scarlet follow: Woman bore me,I will rise. |
夏の物憂い丘の上 水の流れに眠気をさそわれながら 遠くで鼓手の太鼓の音を聞く 夢の中のノイズのようなドラミングを 遠く、近く、弱く、だんだん強く 音は道を通り過ぎていく やあ友人たちよ、火薬の餌食よ 兵士たちは行進する、皆 死に向かって 東の西の戦場で忘れ去られ 殺された戦友たちの骨は晒され 愛らしい若者たちは死んで、腐って 誰も帰ってくるものはない 遠くから呼んでるラッパの音 それに答える鋭い笛 真紅の隊列は陽気に従う 女より生まれたこの身、我も立ち上がろう |
これも鮮烈なバターワースの書いた歌曲がインパクト大きい歌曲です。サマヴェルのものは穏やかに淡々とメロディが流れますのでちょっとバターワースの曲に慣れた耳には違和感を感じなくもないですが、最後の堂々たる盛り上がりなどなかなか聴かせてくれる良い曲です。
( 2016.07.02 藤井宏行 )