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L'allegro marinaro    
 
陽気な水夫  
    

詩: 不詳 (Unknown,-) 
      

曲: ベッリーニ (Vincenzo Bellini,1801-1835) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Allor che azzurro il mar
sereno specchia il ciel,
al tuo navil fedel
ritorna,o marinar.
Tentiamo del piacer
su l'onde la canzon,
sfidiamo il flutto e il tuon
contenti avventurier.

Spera,spera,o marinar:
la speranza è il nostro ben.
Ognun speri di tornar
de' suoi fidi ancora al sen.
Cinge il futuro un manto:
sol Dio saper potrà
chi fia che rivedrà
l'antica madre in pianto.

Allor che in ciel vedrem
il nembo imperversar,
convien coraggio oprar:
da forti griderem.
Oggi concenti e suon
la sorte ci serbò;
doman mandar ci può
forse procelle e tuon.

Ma tornar vedrem sul mar,
pien di gioia,ancor quel sol
che alla pace ridonar
ci dovrà del patrio suol.
Allor senza periglio
la madre ascolterà
quella che a lei dirà
storia di pianto il figlio.
もしも海の青さが
澄んだ空を映し出すのなら
お前の忠実な舟へと
戻るのだ おお水夫よ
してみよう 喜びで
波間に 歌うのだ
大波や雷に挑もう
満ち足りた冒険者は

希望を持て 希望を持て おお水夫よ
希望こそがわれらの善きものなのだ
誰もが帰ることを望むのだ
頼れる者の胸のもとへと
未来はマントに包まれていて
ただ神のみがご存じだ
誰が再び会うことができるのかを
涙にくれる年老いた母に

もしも空に見る時には
怒り狂う雲を
勇気を持たねばならぬ
力強く叫ぶのだ
今日は調和と音楽を
運命はわれらに与えてくれたが
明日は襲われるかもしれないのだ
恐らくは嵐と雷に

だがわれらは再び見るのだ 海の上に
喜びにあふれて 太陽が戻るのを
それは平和のうちに帰してくれるのだ
われらの故郷の土地に
そのときは危険もなく
母は耳を傾けるだろう
息子が語る
涙の物語を

「陽気な」と銘打っている割には少々暗いメロディですが、荒くれ者の感じは良く出ています。といいながら軽やかな声のソプラノ歌手がもっぱら歌っていて不思議な感じですが、この時代の歌はドラマよりも様式感の方が重要なようなのでそれはそれで良いでしょうか。

( 2016.06.19 藤井宏行 )


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