Osen’ Op.27-2 6 romansov |
秋 6つのロマンス |
Kak grustny sumrachnye dni Bezzvuchnoj oseni i khladnoj! Kakoj istomoj bezotradnoj k nam v dushu prosjatsja oni! No est’ i dni,kogda v krovi Zolotolistvennykh uborov Gorjashchikh osen’ ishchet vzorov I znojnykh prikhotej ljubvi. Molchit stydlivaja pechal’, Lish’ vyzyvajushchee slyshno, I,zamirajushchej tak pyshno, Ej nichego uzhe ne zhal’. |
何と悲しく陰気な日々だ 静かで そして冷たい秋の 何という退屈な気だるさを われらの魂にその日々は与えるのだろう! けれどこんな日々もある 血のような 黄金の分厚い木の葉が 燃える秋の眼差しを見せる 気まぐれで熱い愛の 静かで恥ずかしげな悲しみが 呼んでいるのが聞こえてくる そして こうして見事に凍り付いて行っても 何の悔いもないのだ |
アレンスキーの音楽のスタイルに非常に合ったメランコリックな歌です。ロシアの歌って意外と秋を歌ったものが多くないのでこの雰囲気はとても貴重です。ロシア歌曲のお好きな方はきっとはまるのではないでしょうか。Hyperionレーベルにあるバリトンのサヴェンコのロシア歌曲アルバムの中で見事に歌われていました。
( 2016.06.06 藤井宏行 )