Two little flowers (and dedicated to them) |
二輪の可愛い花たち (そして彼女たちに捧げる) |
On sunny days in our backyard, two little flowers are seen, One dressed,at times,in brightest pink and one in green. The marigold is radiant, the rose passing fair; The violet is ever dear, the orchid,ever rare; There's lovliness in wild flow'rs of field or wide savannah, But fairest,rarest of them all are Edith and Susanna. |
晴れた日には 私たちの裏庭に 二輪の小さな花が見られる 一本は時々着ている 明るいピンクを そして一本は緑を マリーゴールドは晴れやかで バラはつかの間の美しさ スミレはずっと愛おしいし ランは常に稀だ 愛らしさがある 野生の花たちのうちには 野原や広いサバンナの花には だけど一番きれいで 一番大切なのは エディスとスザンナなのだ |
これも尖がった音楽の多いアイヴズ歌曲の中ではきわめて抒情的でよく取り上げられます。詞は最後に名前が出てくることからもお分かりの通り、二人の女の子を花にたとえて、優しい眼差しで見つめているのです。ひとりのエディスというのはアイヴズの養女で(Edith Osborne Ives (1914-56))、この作曲当時は6歳くらいということになりますね。もうひとりのスザンナは彼女のお友だちだったようです。
この歌詞、アイヴズと妻のハーモニー(1876-1969)の共作だとされており、とするとまだ著作権が切れていない可能性が高いのですが、一応アイヴズの貢献が大きいということで原詩も一緒に載せさせて頂きました。ご指摘があれば削除致しますのでお知らせください。
( 2016.02.20 藤井宏行 )