TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


When,in disgrace with Fortune and men's eyes   Op.31-1  
  2 Shakespeare Sonnets
たとえ幸運や人々の眼差しから見放され  
     2つのシェイクスピアのソネット

詩: シェイクスピア (William Shakespeare,1564-1616) イングランド
    Sonnets 29 When,in disgrace with Fortune and men's eyes

曲: ホヴァネス (Alan Hovhaness,1911-2000) アメリカ   歌詞言語: 英語


When,in disgrace with Fortune and men's eyes,
I all alone beweep my outcast state,
And trouble deaf heaven with my bootless cries,
And looke vpon my selfe and curse my fate.
Wishing me like to one more rich in hope,
Featur'd like him,like him with friends posess'd,
Desiring this man's art and that man's scope,
With what I most enjoy contented least;
Yet in these thoughts myself almost deprising
Haply I think on thee,and then my state,
Like to the lark at break of day arising
From sullen earth,sings hymns at heaven's gate:
 For thy sweet love rememb'red such wealth brings
 That then I scorn to change my state with kings.

たとえ幸運や人々の眼差しから見放され
私がただ独り嘆くことになっても 自分の見捨てられた境遇を
そして悩ますことになっても 聞く耳持たぬ天を私の無益な叫びで
自らの境遇を省み 自らの運命を呪うことになっても
自分がそうありたいと願いながら 希望に一層溢れている人のように
あの人のように容姿端麗に あの人のように友に恵まれ
手に入れたいと願っても この人の技能を あの人の見識をと
そんなことはほとんど満たされることはないのだ
だがそんなことを考えて自らを貶めていても
ふとあなたのことを思うと 私の状態は
まるでヒバリが夜明けに飛び上がるようになるのだ
暗い大地から 賛歌を歌いつつ天国の門へと
 なぜならあなたの優しい愛情は素晴らしい富を運んでくれることを思い出させ
 この境遇を王様とさえ取り換えることを私は軽蔑してしまうからなのだ



曲集を纏めたページに全体のコメントを記載しています。
   2 Shakespeare Sonnets 2つのシェイクスピアのソネット

( 2016.01.05 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ