Winterreise Op.3-4 Sechs Gesänge |
冬の旅 6つの歌曲 |
Bei diesem kalten Wehen Sind alle Strassen leer, Die Wasser stille stehen; Ich aber schweif umher, Die Sonne scheint so trübe, Muss früh hinuntergehn, Erloschen ist die Liebe, Die Lust kann nicht bestehn. Nun geht der Wald zu Ende, Im Dorfe mach ich halt, Da wärm ich meine Hände, Bleibt auch das Herze kalt. |
この冷たい風のもと 通りには誰もいない 水も凍りついている だが私はさまよい歩くのだ 太陽はとても薄暗く輝いている きっとすぐに沈むはずだ 消え去るだろう 愛も 喜びが続くことはないのだ 今 森が終わりに近づく 村で 私は休むとしよう 私は自分の手を暖めるのだ たとえ心が冷たいままでも |
一転して暗い歌ですがどことなくユーモアがあり、シューベルトの同名の歌曲集のようなことにはなりません。最後のオチもなんとなくほほ笑んでしまいそうな終わり方です。
( 2016.01.01 藤井宏行 )