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Klinge,klinge,mein Pandero   Op.6-1  
  Sieben spanische Lieder
鳴るのよ 鳴るのよ あたしのバンデーロ  
     7つのスペイン歌曲

詩: ガイベル (Franz Emanuel August Geibel ,1815-1884) ドイツ
    Spanisches Liederbuch - 2. Weltliche Lieder(スペインの歌の本 2.世俗歌曲) 1 Klinge,klinge,mein Pandero 原詩: Alvaro Fernandez de Almeida アルメイダ

曲: シェーグレン (Johan Gustav Emil Sjögren,1853-1918) スウェーデン   歌詞言語: ドイツ語


Klinge,klinge,mein Pandero,
doch an andres denkt mein Herz.
Wenn du,muntres Ding,verständest
meine Qual und sie empfändest,
jeden Ton,den du entsendest,
würde klagen meinen Schmerz.
Bei des Tanzes Drehn und Neigen
schlag' ich wild den Takt zum Reigen,
daß nur die Gedanken schweigen,
die mich mahnen an den Schmerz.
Ach,ihr Herrn,dann will im Schwingen
oftmals mir die Brust zerspringen,
und zum Angstschrei wird mein Singen,
denn an andres denkt mein Herz.

鳴るのよ 鳴るのよ あたしのバンデーロ
だけど別のことを考えてるの あたしの心は
もしもあんたが 陽気な奴 わかってるのなら
あたしの苦しみが そして感じ取ってくれるのなら
あんたが鳴らす全部の音は
嘆いてくれるんでしょ あたしの痛みのことを
踊りで回ったり かがんだりして
激しくリズムを取って踊るのも
それはこの思いを黙らせるためなの
あたしにあの痛みを思い出させる
ああ 旦那さま方 踊っていても
あたしの胸は張り裂けそうなの
苦悩の叫びになるのよ あたしの歌は
だって別のことを考えてるんだもの あたしの心は

ヴォルフのスペイン歌曲集、世俗歌曲の冒頭を飾っているのと同じ詩です。

( 2015.12.30 藤井宏行 )


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