Rozhdennye v gody glukhie Peterburg |
沈滞の年に生まれた者たちは ペテルブルク |
Rozhdennye v goda glukhie Puti ne pomnjat svoego. My ? deti strashnykh let Rossii ? Zabyt’ ne v silakh nichego. Ispepeljajushchie gody! Bezum’ja l’ v vas,nadezhdy l’ vest’? Ot dnej vojny,ot dnej svobody ? Krovavyj otsvet v litsakh est’. Est’ nemota ? to gul nabata Zastavil zagradit’ usta. V serdtsakh,vostorzhennykh kogda-to, Est’ rokovaja pustota. I pust’ nad nashim smertnym lozhem Vzov’etsja s krikom voron’e,- Te,kto dostojnej,Bozhe,Bozhe, Da uzrjat tsarstvie tvoe! |
沈滞の年に生まれた者たちは 自らのたどった道を覚えてはいない われら - ロシアの苦難の歳月の子らは - 何も忘れることはできぬのに すべてを焼き尽くす年月よ! 狂気がお前のうちにあるのか それとも希望の知らせか? 戦争の日々からの 自由の日々からの - 血の照り返しが人々の中にはある ここには沈黙が - 警鐘の轟音が われらの口を塞いだのだ かつて熱狂があふれていた心には 致命的な空虚がある われらの死のベッドの上に 舞い上がらせよ 叫ぶカラスどもを- 価値ある者たちには 神よ 神よ 御身の王国が見られますように! |
ブロークの詩としてはかなり後期、1814年のものです。ロシア革命が風雲急を告げる前夜の不安に満ちた時代を感受性の鋭い詩人が体中で受け止め、この詩を紡ぎ出したといったところでしょうか。詩は不安と恐怖でいっぱいですが、音楽の方はかなり抑えた表現で、最後の神への祈りの美しい雰囲気のところなどは感動ものです。
( 2015.11.26 藤井宏行 )