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Ensam i dunkla skogarnas famn   JS72  
 
一人 暗い森の懐を  
    

詩: クヴァンテン (Emil von Qvanten,1827-1903) フィンランド
      

曲: シベリウス (Jan Sibelius,1865-1957) フィンランド   歌詞言語: スウェーデン語


Ensam i dunkla skogarnas famn
går jag enslig stig.
Doften,rosor,doften,blommor,
doften alla,vid stjernors ljus,
dofta,hjerta.
dofta stilla i natten.

Ensam i gröna skogarnas lund
går jag enslig stig.
Ja,sjungen skogar. sjungen grottor
vid källors brus,
sjungen alla,vid månens ljus.
Sjung. mitt hjerta,
sjung helt stilla i natten.

Ensam i mörka skogarnas djup
går jag enslig stig.
Vaknen,andar,i lundars sus,
vaknen alla,vid nattligt ljus,
vakna hjerta,
vakna stilla i natten.

一人 暗い森の懐を
私は寂しい道を歩いて行く
香りが バラの 香りが 花たちの
あらゆる香りが 星あかりのもと
香ってくる 心よ
夜の静かな香りだ

一人 緑の森の木立を
私は寂しい道を歩いて行く
そうだ 歌う森よ 歌う洞窟よ
泉のざわめきよ
あらゆる歌が 月あかりのもと
歌っている わが心よ
歌え 穏やかにこの夜に

一人 森の暗い奥に
私は寂しい道を歩いて行く
目覚めよ 魂よ 木立のざわめきに
すべてが目覚める 夜のあかりのもと
目覚めよ 心よ
目覚めよ 静かにこの夜に


1888年の作品 アカペラ混声合唱の作品です。シベリウスの個性はところどころの和声には聞かれるもののまだ十分には出ていませんが、とても美しいメルヘンチックな音楽。幻想的な北欧の夜の森を踊りながら歩いているかのような独特の浮遊感が魅力です。学生時代の習作の扱いだからでしょうか、混声合唱曲全集を銘打った録音でも収録されていないものが多く幻の作品となっています。

( 2015.11.24 藤井宏行 )


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