Lebewohl Gedichte von Eduard Mörike für eine Singstimme und Klavier |
さよなら メーリケ歌曲集 |
»Lebe wohl« - Du fühlest nicht, Was es heißt,dies Wort der Schmerzen; Mit getrostem Angesicht Sagtest du’s und leichtem Herzen. Lebe wohl! - Ach tausendmal Hab ich mir es vorgesprochen, Und in nimmersatter Qual Mir das Herz damit gebrochen! |
「さよなら」・・・君はわかっていない この辛い言葉が意味することを それを君は平気な顔をして 軽い気持ちで口にする さよなら!・・・ああ、千回も 自分にこの言葉を言ってみた すると決して満腹しない苦しみが その度に僕の心を引き裂いた! |
2連目第3行の”nimmersatter Qual”は普通「やみがたい苦痛」「辛い気持ちは消えもせず」のように訳されていますが、ここでは直訳の「決して満腹しない苦しみ」にしました。この方が、「さよなら」を千回聞いても収まらない苦しみ・・・を良く言い表せるように思いますし、何よりちょっぴりユーモラスな味が出るからです。本人が大げさに言っているほど深刻な問題でないことは明らかでしょう。
ヴォルフの作曲は深刻ではありませんがユーモラスでもなく、主人公の思いに真面目に付き合っているようです。比較的人気がある曲のようで割と多くの録音があります。全集録音以外にもシュヴァルツコップ、プライス、ファスベンダー、ローレンツなど。
( 2004.3.11 甲斐貴也 )