Auf ein altes Bild Gedichte von Eduard Mörike für eine Singstimme und Klavier |
一枚の古い絵に メーリケ歌曲集 |
In grüner Landschaft Sommerflor, Bei kühlem Wasser,Schilf,und Rohr, Schau,wie das Knäblein Sündelos Frei spielet auf der Jungfrau Schoß! Und dort im Walde wonnesam, Ach,grünet schon des Kreuzes Stamm! |
緑萌える真夏の景色の中 葦や蒲の茂る涼しげな水辺で ほら、幼な子が乙女の膝で なんと無邪気に戯れていることか! そしてその向こうの幸せに広がる森では ああ、十字架になる幹が既に芽吹いているのだ! |
『眠るみどりごイエス』と対になるともいえる作品。こちらの絵の画家は記されていません。『それを思うが良い、わたしの魂よ! 』にも描かれているこの宿命のモティーフはメーリケの好むものだったようです。こちらもヴォルフ歌曲の中ではポピュラーなもので多くの録音があります。男声にフィッシャー=ディースカウ、プライ、ベーア、スゼー、アンダース、アレン、女性ではシュヴァルツコップ、マティス、レーマン、ツィーザク。
2002.12.20 甲斐貴也(2004.08.25改訂)
( 2004.08.25 甲斐貴也 )