Seufzer Gedichte von Eduard Mörike für eine Singstimme und Klavier |
嘆息 メーリケ歌曲集 |
Jesu benigne! A cujus igne Opto flagrare Et Te amare: Cur non flagravi? Cur non amavi Te,Jesu Christe? - O frigus triste! (Altes Lied) Dein Liebesfeuer, Ach Herr! wie teuer Wollt' ich es hegen, Wollt' ich es pflegen! Hab's nicht geheget Und nicht gepfleget, Bin tot im Herzen ? O Höllenschmerzen! |
イエスさま お優しき! その炎に わたしは焼かれたい そしてあなたさまを愛したい なぜわたしは焼かれないのでしょう? なぜ愛せないのでしょう あなたさまを おおイエス・キリストさま? - おお 悲しき冷たさよ! (古謡) あなたの愛の火を ああ、主よ、どんなに大切に 守りたいと願ったか 育てたいと願ったか! 守ることは出来ず 育てることは出来ず わたしの心は死にました・・・ おお、地獄の苦しみ! |
これも『画家ノルテン』に使われた詩で、元はラテン語の古い教会歌とされ詩集(ヴォルフの楽譜にも)には原詩が掲載されています。
この短い詩にヴォルフは「遅く、苦痛に満ちて」という指定をした陰鬱な曲をつけています。前奏のピアノの不協和音が印象的。地味な曲ですがヴォルフ自身は気に入っていたのかオーケストラ伴奏の編曲もしており、白井さんは両バージョンを録音しています。
( 2003.8.26 甲斐貴也 )