Zolotoe veslo Peterburg |
黄金の櫂 ペテルブルク |
My vstrechalis’ s toboj na zakate. Ty veslom rassekala zaliv. Ja ljubil tvoe beloe plat’e, Utonchennost’ mechty razljubiv. Byli stranny bezmolvnye vstrechi. Vperedi - na peschanoj kose Zagoralis’ vechernie svechi. Kto-to dumal o blednoj krase. Priblizhenij,sblizhenij,sgoranij - Ne priemlet lazurnaja tish’... My vstrechalis’ v vechernem tumane, Gde u berega rjab’ i kamysh. Ni toski,ni ljubvi,ni obidy, Vse pomerklo,proshlo,otoshlo.. Belyj stan,golosa panikhidy I tvoe zolotoe veslo. |
私たちは出会った 日暮れ時に あなたは横切って漕いでいた あの入り江を 私は愛した あなたの白いドレスを 洗練された夢も今や空しい それは奇妙な沈黙の出会いだった 進み出て - 砂浜の上 点灯させながら 夜のキャンドルを 誰かが思う その青ざめた美しさを 近づき 寄り添い 燃え上がる - 静められることなく 紺碧の静けさに... 私たちは出会った 夜霧の中で 波立つ湖の岸辺で 苦悩もなく 愛もなく 苛立ちもなく すべてが色褪せ 失われ 消え去る.. その白い姿 追悼の声 そしてあなたの黄金の櫂が |
端正な響きの流麗な、しかし憂いを帯びたメロディが美しい第2曲。詩は何とも幻想的な愛の情景です。海辺の夜の光景でしょうか。難しくてうまく意味が取れないところもありましたが、分かる範囲でこの美しい言葉を再現したつもりになって日本語にしてみました。
( 2015.10.04 藤井宏行 )