Kotikaipaus JS111 |
望郷 JS111 |
Kevein siivin niinkuin tuuli ajatuksein kiitää pois - Oi,jos joku niitä kuuli - surun lievitystä tois! Tuonne kaipaan,oi,jos voisin, lentää niinkuin lintunen, iloinen kuin sekin oisin, saisin nähdä kultaisen. Ei oo ihminen tuo kulta, jota nähdä haluisin - oma metsä,oma multa, josta olen kotoisin. |
風のように軽い翼で 想いは飛び去って行く - おお 誰かがそれを聞いたなら - この悲しみは軽くなるのだが! そんな風に私は焦がれる おお もしもできるのなら 鳥のように飛ぶことが 幸せになれるのに この上ないほどに 会えるかもしれないから 愛する者に 私の愛する者は人間ではない 私が会いたいと願っている - それは祖国の森 祖国の土だ 私の生まれ育った |
1902年、昔からの友人コノウのいるヘルシンキ北方の町サークスマキを訪れたシベリウスに、彼らの昔の教師エイノ・レヴォーンが休暇を取っており、彼の三人の娘がシベリウスにフィンランドの民謡を歌って聞かせた返礼に書いた曲なのだそうです。短いですが透徹した美しさは大変に魅力的で、シベリウスの合唱作品の中でも隠れた人気を持つ作品ではないかと思います。女声3部合唱でもっぱら歌われることが多いようです。
( 2015.10.04 藤井宏行 )