風に思を |
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いざゆかん 星あかり かすかに照らす 白き路 ひとり悩みの あるよりは ゆきてすヾしき夏の夜の 風に思を まかせなん |
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これも集中的に露風の詩の歌曲を書いた1919年の作。音の跳躍が多くなかなかダイナミックで聴きごたえのある曲です。当時親交のあった露風の書き下ろしの詩につけた曲のひとつなのだそうです。
( 2015.09.22 藤井宏行 )