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わが世の果ての-さすらひ 2    
 
 
    

詩: 三木露風 (Miki Rofuu,1889-1964) 日本
    廃園(1909) − 2.涸れたる噴水  わが世の果ての-さすらひ 2

曲: 山田耕筰 (Yamada Kousaku,1886-1965) 日本   歌詞言語: 日本語


夕(ゆふべ)となれば我れ思ふ
わが世の果ての海原の
浪の穂に泣く我声を



1913年 「樹立」と同じ日の作曲なのだそうです。舟歌のようなゆったりとした6/8拍子の歌。奇妙な転調がこの曲でも顕著で不思議な味わいです。「さすらい」というサブタイトルは1910年作曲の「風ぞゆく」でも使われておりましたがあちらは「3」でこれが「2」です。しかしながら耕筰の歌曲の中には「1」が見当たりません。いずれも露風の詩集「廃園」から取られていますので、この詩集を見れば「1」があるのかも知れませんが未確認です。

( 2015.09.21 藤井宏行 )


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