樹立 |
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木の梢よ そこには鳥が啼く 昨日も今日も 私の胸に 曇る樹立 樹立 樹立 そこには鳥が啼く |
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1913年作曲。留学最後の頃の作品です。非常にシンプルな詩に高原の爽やかさをしみじみと味わう旅人がつぶやいているかのような楽しげなメロディがついています。とはいえそこはかない侘しさも感じられてなかなか深みのある曲。わずか1分あまりで終わってしまいますので、歌詞を2回繰り返して歌われることもあるようです。
( 2015.09.13 藤井宏行 )