Athenarnes sång Op.31-3 |
アテナイ人たちの歌 |
Härlig är döden,när modigt i främsta ledet du dignar, dignar i kamp för ditt land,dör för din stad och ditt hem. Därför med eldhåg upp att värna fädernejorden! Ila att offra med fröjd lifvet för kommande släkt! Fram,I ynglingar,fram i täta oryggliga leder! Aldrig en känsla av skräck,aldrig en tanke på ?ykt. Skam och nesa drabbar en här,då i fylkingespetsen framom de unge man ser gubben förblöda och dö. Detta höves ju främst en yngling,medan han ännu älskligt i lockarne bär vårliga blommornas krans. Fager för kvinnor,ståtlig för män må han synas i livet: skön är han ännu som död,fallen i slaktningens mitt! |
死は素晴らしい 勇敢に前線に打って出て斃れるのならば 戦で斃れるのなら 祖国のため 汝の町のため 故郷のために なぜなら熱き心で立ち上がり 護るからだ 父なる国の土地を! 喜んで犠牲にしよう この命を 未来の子孫のために! 進め 若者たちよ 進め 固く変わらぬ足取りで! 決して恐れを見せるな 決して逃げようと思うな 恥辱と侮蔑が下るぞ 逃げ出しなどしたら 若者たちの前には 老人たちが血を流し斃れるのが見える これぞ若者の美しき行い 彼がなお 頭に 春の花輪をつけていれば 女たちに美しく 男たちに偉大であったのだろう 生きていた時も だが死して一層美しいのだ 虐殺に斃れようとも |
これもシベリウスの歌曲ではおなじみの詩人リュードベリのスウェーデン語の詩につけた管弦楽伴奏付の合唱曲です。もともとユニゾンの児童合唱のために書かれているので今でもそのスタイルで歌われることが多いですが、歌詞を見るとあんまり子供に歌わせるような内容ではないですね。熱い愛国心にあふれていますが、曲の書かれた1899年というのがロシアの支配が苛烈化していた頃ですので、そのためかなり政治的な意味もあったのでしょう。シベリウスらしからぬかなりベタな軍歌になっており、そんなに味わい深い作品というわけでもありませんが、何度か聴くとメロディが耳にこびりついて離れなくなります。
( 2015.07.26 藤井宏行 )