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Venematka   Op.18-3  
  6 laulua
舟の旅  
     6つの歌

詩: カレワラ(フィンランド叙事詩) (Kalevala,-) フィンランド
    第40章 ポヒョラへの船出  

曲: シベリウス (Jan Sibelius,1865-1957) フィンランド   歌詞言語: フィンランド語


Vaka vanha Väinämöinen
laskea karehtelevi
tuon on pitkän niemen päästä,
kylän kurjan kuuluvilta.
Laski laulellen vesiä,
ilon lyöen lainehia.

Neiet niemien nenissä
katselevat,kuuntelevat:
“Mi lienee ilo merallä,
mikä laulu lainehilla
ilo entistä parempi,
laulu muita laatuisampi?”

Laski vanha Väinämöinen,
laski päivän maavesiä,
päivän toisen suovesiä,
kolmannen kosen vesiä.
Laski laulellen vesiä,
ilon lyöen lainehia.

頑健な年寄りのワイナミョイネン
舟を進める 波を掻き立て
あそこの長い岬の端を越えて
貧しい村をあとにして
歌いながら 水を切る
楽しげに 波を打つ

娘たちは岬の先端で
眺め 聞いていた:
「楽しげに海の上に響くのは何
何の歌 波間に漂うのは
今までにない喜び
何にも勝る歌かしら?」

舟を進める 年寄りのワイナミョイネン
漕ぎ行く 一日目は湖を
二日目は沼地を
三日目は急流を
歌いながら 水を切る
楽しげに 波を打つ


第3曲も前の曲と同じくカレワラから。こちらは第40章冒頭、死者の国ポヒョラへと舟を攻め進めて行く老ワイナミョイネンの姿を歌っています。楽しげに漕ぎ進んでいくかのようなリズミカルで調子のいい歌。これだけが単独で取り上げられることも多い人気曲です。

( 2015.05.09 藤井宏行 )


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