Venetianisches Wiegenlied Italienisches Liederbuch |
ヴェネチアの子守歌 イタリアの歌の本 |
Nina ninana will ich dir singen. Um Mitternacht hörst du ein Glöckchen klingen - Nicht mein ist diese Glocke,die wir hören. Santa Lucia wird sie wohl gehören. Santa Lucia gab dir ihre Augen, Die Magdalena ihre blonden Flechten, Die Engel schenkten ihre Farben,Kindchen, Die heil'ge Martha ihr holdsel'ges Mündchen, Ihr Mündchen süß von Florentiner Schnitte; O sag,wie fängt die Liebe an,ich bitte! Sie fängt mit Musik und Geigen an, Und endigt mit den kleinen Kindern dann; Sie fängt wohl an mit Singen und mit Sehnen, Und hört dann auf mit Jammern und mit Tränen. |
ニンナ ナナ あなたに歌ってあげましょう 真夜中にあなたは鈴の音を聞くのですよ 私の鈴ではありません あなたが聞くのは 聖ルチアさまのものですよ 聞こえてくるのは 聖ルチアさまはあなたに彼女の目を授けて下さるし マグダレーナさまは彼女のブロンドの三つ編みを 天使たちはその色どりを授けて下さるのよ ぼうや 聖マルタさまはキスしてくださるわ 祝福された小さなお口で アーモンドタルトみたいに甘いあなたの小さなお口にね おお教えて どのように愛が始まるのかを お願い! それは 音楽やバイオリンと一緒に始まって そして小さな子供のところで終わるの それは 歌や憧れから始まって そして嘆きと涙で終わるのよ |
最後はヴェネチアの子守歌、イタリア語の元歌が明らかに存在しそうな感じの歌詞ですが残念ながら見つけることはできませんでした。またキルヒシュラーガーの録音にも含まれておりませんでしたが、Solsticeというレーベルから出ているMarx歌曲集(マリー=ポール・ミロンのメゾ、ドニ・パスカルのピアノ)で聴くことができました。イタリアというよりはリヒャルト・シュトラウスの歌曲のような濃厚なロマンがむせかえるようなもの。子守歌の感じは微塵もありませんがとにかく美しいです。
( 2014.12.19 藤井宏行 )