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Die tote Braut    
  Italienisches Liederbuch
死んだ花嫁  
     イタリアの歌の本

詩: ハイゼ (Paul Heyse,1830-1914) ドイツ
    Italienisches Liederbuch-Rispetti 3 O Apfelblüte! 原詩:イタリア詞

曲: マルクス (Joseph Marx,1882-1964) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


O Apfelblüte!
Und wenn ich werd' im Sarg gebettet liegen,
Bringt mir die Kerze Der,für den ich glühte.
Und wenn die Bahre mich hat aufgenommen,
Wird mein Geliebter in die Kirche kommen.
Und wenn er weint vor großem Kummer,dann
Schlag' ich die Augen auf und lächl' ihn an.
Und wenn er lacht um seine todte Braut,
Schlag' ich die Augen auf und weine laut.
Und wenn er spricht: Ach Herz,ich liebte dich! -
Seh' ich ihn an und sag': O bete nun für mich!

おおリンゴの花よ!
私が棺の中に横たえられているなら
ろうそくを持ってきて それで私を照らしてちょうだい
それから棺台の上に私が運ばれたら
私の最愛の人が教会に来るでしょう
そしてそのとき 彼がとても悲しんで泣いたなら
私は目を開けて 彼にほほ笑むわ
そしてそのとき 彼が死んだ花嫁にほほ笑むなら
私は目を開けて 声を上げて泣くでしょう
そしてもし彼が言うなら:愛する人よ ぼくは君を愛する!と-
私は彼を見て言うわ:おお今は私のために祈って!と


幻想的な一篇。死を悼む暗く沈んだ音楽ではなく、ドビュッシーを思わせるような浮遊感のある和声に乗せて淡々と思いがつぶやかれます。息を飲むような美しさのきらめきがそこかしこにある、この歌曲集の中でも指折りの傑作ではないでしょうか。

( 2014.11.29 藤井宏行 )


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