Die Begegnung Italienisches Liederbuch |
出合い イタリアの歌の本 |
Ich bin durch einen schönen Wald gekommen, Wo grüner Lorbeer und Wachholder stand; Drin hab' ich einen Jüngling wahrgenommen, Der war mit Namen Herzensdieb genannt. Daß Ihr derselbe seid,hab' ich vernommen, An Euren Farben hab' ich Euch erkannt; An Eurer Schönheit kannt' ich Euch im Nu,- Man warnt vor Euch: ich lache nur dazu. |
私は美しい森を通って来たの そこには緑の月桂樹とネズの木が立ってたわ 森の中に私は 若い男がいるのに気が付いた 彼は呼ばれていたわ 心泥棒と それはあなたも同じこと 私はそう聞いたわ あなたの服の色で 私はあなたに気付くし あなたの美しさで私はすぐにあなたと分かるわ 人はあなたのことを注意しろって言うけど 私は笑うだけよ |
爽やかで美しいメロディはとても印象に残ります。ヴォルフの音楽を連想させますが、それよりももう少し華麗な感じ。悪く言えば通俗的とも言えますが、そこがマルクスの歌曲集の魅力とも言えましょうか。詩は典型的なイタリア歌曲集っぽいものですね
( 2014.11.29 藤井宏行 )