Wofür Italienisches Liederbuch |
誰のため イタリアの歌の本 |
Das Meer ist für die Fischer auf der Welt, Die Berge für die Jäger hingestellt, Das Fegefeu'r,die Sünden auszufegen, Die Lieb' erfand man der Verliebten wegen Die Bunden sind für Krämervolk gemacht, Die Fenster für ein Stelldichein bei Nacht. |
海はこの世の漁師たちのためにある 山々は狩人たちのためにそびえてる 煉獄は人の罪を焼き尽くすために 愛は生み出された 恋する者たちのために 組合は商人たちの集まりのために 窓はあるのさ ランデブーのために 夜のね |
他愛もない詩ですが、ヨーロッパの人はこういう謎かけ歌が好きそうですね。最後のオチもちょっと小粋でしょうか。ちょっと不穏な感じのするピアノの伴奏に乗せて駆け抜けるように激しい歌が流れて行きますが、最後のところではふっとおどけて、「bei Nacht」で愛らしく終わります。訳詞もそういうわけで最後の行では語順にもこだわってみました。
( 2014.11.14 藤井宏行 )